企業情報

【第3回】学校・幼稚園・病院等の重要施設での監視カメラ活用術

映像監視のすべて <監視カメラ活用術特集>

治安の悪化などにより、映像監視に対する関心が高まっている。 日本実務出版発行のセキュリティー情報誌「安全と管理」にて、2007年の半年間、映像監視の「過去・現在・未来」、現状から今後のあり方についての監視カメラ活用特集ページを当社常務取締役 西山智史が受け持たせていただきました。 ここではその掲載記事全6回をご紹介いたします。

当社常務取締役 西山智史

当社常務取締役西山智史

近年、学校を舞台とした犯罪がマスコミをにぎわせています。実際のところ、学校における監視カメラの導入は進んでいるのでしょうか。

教育現場におけるセキュリティシステムの導入に対して、一昨年あたりから監視カメラの導入に限定して補助金を交付する自治体が増えていることは確かですね。文部科学省など、国が推奨しているということも大きいと思います。実際に、防犯カメラの画像を元に解決に至った事件も多く報告されております。

たとえば防犯ブザーやゲートなど、セキュリティシステムには様々な種類がありますが、学校においては監視カメラが主流になっているのですか?

ブザーやゲートでは事件や事故が発生した場合、証拠として残らないというネックがあります。警察も動きようがありませんからね。また、保護者からも、学校は安全管理について何も行っていないのか、という疑念を持たれてしまうことにもなりかねません。

今後の学校における防犯機器の需要についてはどのようにお考えですか?

まだまだカメラを導入している学校は少ないというのが実情ですが、セキュリティに対する関心は高まっていますので、これからさらに伸びる分野ではないか、という思いがあります。メーカーとしても狙い目の分野であるといえるでしょう。

続いて、幼稚園における防犯カメラ導入の状況ですが、学校と比較していかがでしょうか?

むしろ、小学校よりもはるかに導入が進んでいる分野ではないかと思います。現在でも実績としては非常に伸びています。当初は保護者がご自宅などの離れた場所からでもわが子の様子を確認できるということからネットワークカメラが流行したのですが、最近では当社においてもアナログの監視カメラが導入されるようになっています。

やはり防犯優先ということでしょうか?

そうですね。録画できて映像を残せたほうが良いという判断があるのかもしれません。ウェブカメラだけでは録画まではできませんから。

静止画だけでは意味がない、ということでしょうね。

あと、小学校と違って、幼児ばかりが集まっているわけですから、園内における事故が発生する可能性も非常に高いという事情も大きいと思います。職員だけではなかなか目が届かないことも多いですし。

1分1秒の油断が生命に関わる恐れもありますね。

その意味でも、国や地方自治体は優先して幼稚園、あるいは学校にセキュリティシステム導入のための補助金を交付しても良いのではないかと思います。いずれにしろ、幼稚園は市場としてはまだまだ伸びる余地がありますね。 24時間切れ目のない映像監視が重要

最後に、病院についてもお聞きしたいのですが……。

病院については、大方の大型病院はすでに導入済みと思われます。個人病院は増えているのではないでしょうか。

開業医はお金持ち、というイメージがあることも大きいでしょうね。

防犯というよりも強盗などの侵入者の監視が主目的ということになると思います。また、駐車場などが備えられているところも多いですし、24時間監視の重要性が高いのでは、というのが私の考えです。

昼夜切れ目のない監視が必要ということですね。

当社としては強力赤外線カメラをご用意しております。警備会社さんと契約しているところも多いかとは思いますが、カメラがついているに越したことはないと思います。 夜間の赤外線が光る様子だけでも、何かしらの威嚇効果がありますからね。今後も、自主警備が重要であることを訴え、最適なご提案を行っていければ、と考えております。

安全と管理2007・3月号 89