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【第5回】商業施設・娯楽施設での監視カメラ活用術

映像監視のすべて <監視カメラ活用術特集>

治安の悪化などにより、映像監視に対する関心が高まっている。 日本実務出版発行のセキュリティー情報誌「安全と管理」にて、2007年の半年間、映像監視の「過去・現在・未来」、現状から今後のあり方についての監視カメラ活用特集ページを当社常務取締役 西山智史が受け持たせていただきました。 ここではその掲載記事全6回をご紹介いたします。

当社常務取締役 西山智史

当社常務取締役西山智史

今回はコンビニエンスストアやスーパーマーケットといった商業施設、パチンコやゲームセンターなどの娯楽施設における監視カメラの設置状況や特徴について、お話をお伺いします。

商業施設、娯楽施設といったスペースにおける監視は、室内を意識した監視が増えてきております。それはなぜかと申しますと、内部のスタッフによる不正行為が多くなってきたというのがこれらの施設の特徴であるからです。

万引き行為や外部からの侵入者等を監視するだけではないのですね。

最近では、営業時間外に店員が勝手に商品を持って行ったり、遊技場であれば友人を招きいれてタダで遊ばせたり、といったことも珍しくないようです。近年は社会全体で二極化の傾向が出てきており、スタッフのモラル低下も深刻なものがあります。そのため、24時間の監視が可能なカメラの導入について、お問い合わせを頂くケースも増えてきました。

営業時間の終了後となりますと、当然夜間ということになりますね。

これまで、外部からの侵入対策として夜間も照明を落とさないという店舗が多かったようですが、その場合、まず電気代がかかってしまうという問題が生じてきます。そしてもう一つ、内部不正の場合、スタッフならどこにどの商品があるかが分かっているため、逆に犯行が容易になってしまうという問題があります。カメラの死角も把握していますしね。

暗闇であれば、さすがに従業員も好き勝手に動き回ることは困難でしょうからね。

スタッフが何か不正行為を行っても、赤外線カメラであればしっかりととらえることが可能になります。懐中電灯を使っても一目瞭然になります。24時間の監視となれば高感度のカメラが求められてきますが、当社としても赤外線カメラが得意分野であることから、0.18ルクス程度の低照度でも録画が可能になるカメラをお客様にご提案させていただいています。また、市場でも24時間監視というものが主流になりつつあることから、今後もさらに赤外線カメラの製造・販売に力を入れていきたい、と考えているところです。

撮影した映像の記録についてはいかがでしょうか。

メディアについても、テープを使ったタイムラプスでは時間的な制約が出てしまい、限界がありますので、HDDなどのデジタルレコーダーの導入に切り替えているところも増えていますね。 内部不正の防止に効果

しかし、内部のスタッフによる不正行為が多くなっているということは嘆かわしいことですね。

そうですね、しかし、暗視カメラ設置の理由はそれだけではありません。そのほかにも理由はあると思います、一つは先ほども申し上げましたモラルの問題を従業員に意識付けするということがあります。カメラの存在を意識することによって、社員全体がおかしな気を起こすこともなく、気を引き締めて業務を遂行できるようになるという効果も期待できます。

IT関係の企業にとって、内部不正が発覚すれば信用を失ってしまい、命取りになりかねませんからね。社員全体のモラル向上が望まれます。

もう一つ、まじめに働いている従業員に安心して勤務に励んでもらうため、という要素もあります。会社内部で問題が発生した場合、会社全体が疑われることになりますが、映像監視で証拠を残すことが出来れば疑いも晴らすことが出来ます。以上の観点からも、これからは情報の分野だけではなく、映像によるセキュリティへの需要も高まるのではないかな、と思われます。

安全と管理2007・5月号 91