限られたスペースで超効果的な「SARIX モジュラーカメラ」
小売店内や街頭防犯などで防犯カメラを設置する場合、防犯カメラの存在をアピールすることで犯罪を抑止する「威嚇効果を高める」目的で導入するケースがほとんどだと思います。
一方で、オフィスビルや公共機関などでは「威圧感を与えたくない」「極力目立たないようにしたい」というご相談をいただく事も多いのではないでしょうか。
今回とりあげるPELCO製「SARIX モジュラーカメラ」は、本体ユニットと小型の撮像モジュールを分離することで、これらの課題を解決しつつ、高度なAI分析まで提供する画期的なソリューションです。
本ブログでは、こちらのモジュラーカメラの主な機能と導入に最適なシーンを詳しく解説します。金融機関(主にATM)やセルフレジ周りなどの防犯強化に課題を感じている方は是非、最後まで見ていってください。
機能的特徴

SARIX モジュラーカメラは、フォルムや高水準の補正技術をはじめ、いくつかの特徴的なポイントがあり、それらを解説していきます。
①最小かつ分離型のモジュラータイプカメラ
メインユニット(本体)とイメージモジュール(レンズ部分)を分離し、最長数メートルのケーブルで接続する構造に。
イメージモジュールが極小サイズで分離している状態なので、従来のカメラでは設置が不可能だった「壁の裏側」「ATMの内部」「自動販売機」「エレベーターの操作パネル付近」など、極めてタイトなスペースへの組み込みが可能になりました。
さらに、イメージモジュールは、ピンホールタイプの「Sarix Right Angle lmager」やマイクロバレットタイプの「Sarix Micro Bullet Imager」の2種類を用途に合わせて付け替えができるため、設置環境の変化にも柔軟に対応します。
②業界最高水準の画像補正技術
「小型カメラは暗い場所に弱い」というのが業界的な常識ですが、PELCO独自の画像補正技術により、逆光や低照度など被写体を視認しづらい環境でも鮮明な映像を残すことができます。
| ワイドダイナミックレンジ | 直射日光が差し込むロビーや、コントラストの激しい駐車場出口でも、被写体の顔や細部を黒つぶれさせることなく鮮明に描写。 |
| 低照度対応 | 光量が極端に少ない夜間や暗い場所でもノイズを抑えたカラー映像を維持し、視認性を劇的に向上させています。 |
③エッジAIの活用
カメラ内部で高度な分析処理を行うエッジAI機能「Pelco Smart Analytics」を搭載。単なる「動き」の検知ではなく、人・大型車両・乗用車などを正確に識別し分類します。
従来のイベント検知では誤報の原因になっていた揺れる木々や影などを除外して特定のイベントを検知できるので、管理者の負担を軽減することができます。
| 誤報の低減 | 揺れる木々や動物などを除外し、真に警戒すべきイベントのみを通知。 |
| 迅速な検索 | 録画データから「青い服を着た人」などを瞬時に検索できるメタデータ連携が可能で、事後調査の時間を大幅に短縮します。 |
④帯域幅とストレージを最適化
H.264およびH.265の両方に対応し、PELCO独自のスマート圧縮技術を組み合わせることで、高画質を維持したままデータ容量を大幅に削減します。
これにより、ネットワーク負荷を抑えつつ、長期間の録画保存を実現。クラウド運用やリモート監視環境において、通信コストの抑制に直結します。
従来型カメラとの比較
防犯カメラの形状として一般的な従来型のカメラと特徴やイメージ・用途などを比較してみました。
設置場所や目的に応じて、使い分けることが重要になります。

以下では、PELCOの公式Youtubeチャンネルで本製品の特長を解説しています。(英語です)
ご興味がありましたらこちらもご覧ください。
導入に最適な業種とユースケース
一般的な防犯カメラとは異なる形状・機能性により以下のような業種への導入が適しているといえます。
①金融機関(ATM監視)

銀行のATM内部や周辺など、極めて狭いスペースへの設置に最適です。
ピンホールタイプのイメージモジュラーを採用することで、利用者に威圧感を与えずに手元や顔を正面から捉えることが可能です。AI分析により、不審な挙動の早期発見にも貢献できるでしょう。
②小売店(レジ周り・高級店)

店舗のデザイン性・内観を損なわずに、レジでの不正やトラブルを監視可能です。
什器の一部に埋め込むことで顧客にストレスを与えることなく監視映像を残します。また前述した独自の映像補正技術により照明の反射が激しい店内環境でも鮮明な映像を提供します。
③取調室・面会室

被疑者や対話者にカメラを意識させない環境での記録が求められる現場に適した製品です。
サイズ的に目立たない事に加えて施工方法によっては、監視カメラの存在を認識されない事が可能なため「監視されている」という心理的障壁を最小限に抑え、自然な対話や行動を記録できます。音声入力との統合も可能で、証拠能力の高いデータを残せます。
アメリカをはじめ、海外での活用がすすめられています。
④カジノ・エンターテインメント施設

あまり、日本では馴染みがありませんが、海外のカジノをはじめとするエンターテインメント施設で活用されている事例もございます。
ゲームテーブル周辺の死角をなくし、不正行為を監視することが主な目的です。複雑な装飾が多いカジノ環境でも、目立たずにテーブルの端々までカバーできます。高いフレームレートと解像度により、素早い手動きも見逃しません。
最後に
今回はPELCO製「SARIX モジュラーカメラ」を紹介してまいりました。
本製品は単に「小さい」だけではなく、業界トップクラスのAI分析と画質補正技術を兼ね備えた、高品質な監視ソリューションです。「設置場所がない」「カメラが目立つのは困る」といった現場の悩みにうってつけの製品です。
こちらのブログでご紹介したユースケース以外にも、皆様の課題解決につながる活用方法・ノウハウをご提案することができます。是非、防犯カメラの導入・活用にお悩みでしたら、JSSの担当営業までご相談ください。